独身の頃からファッションというものが全く分からず、近年は「妊婦だから〜」「産後だから〜」「育児中だから〜」と次々と言い訳を更新しては身だしなみを二の次三の次にしてきたのですが、最近ちょっと意識が変わってきました。

きっかけはツイッターでファッションをすごく楽しんでいる人達を見たり、あとリアルの友達からの刺激です。同年代の友達は気付いたら着実に持ち物のハイブランド率を増やしていて恐ろしいです。

それから今年は息子と一緒にやたらデパートやファッションビル通いをしてて(中にある遊び場を息子がとても気に入ったので)、過去最高の頻度でウィンドウショッピングをしたのも大きかったかも。

その流れで今年の秋にパーソナルカラーを見てもらい、こう、「時は来た……!」みたいなテンションになりました。


最大の難点


私がいまいちファッションを楽しめない最大の理由が、「洋服を見ても、それが良いものかどうかが分からない」ということなんですよね!よくしまむらとか西松屋みたいなお店でも「掘り出し物」があるって言うじゃないですか。でも私はセンスがないので目利きができないというか、それが安かろう悪かろうの品なのか、安いのに良い品なのか全然分からないんですよ。質もデザインも。
デザインは単純に自分の好きなものを選べばいい話なんですけど、多少は今の時代や年齢に応じた服を着たいという気持ちもあり……。

ファッション2
雑誌見てても「それ私が着たら山賊」とか「いやモデルさんが着ててもカールおじさんにしか見えないんだが?」みたいなことがよくあって、何ならブランドの広告見ても「これ、素敵か……?」となることが多く、結局「もうダメだ、私には何もかも分からない」と自信をなくして挫折してきたんですよね。

それからもう一つ悩ましいのが「どのくらいお金をかけるべきか」です。年齢的にもそこそこの物を買った方がいいのかとは思うのですが、元々ファッション意識が低く、さらに今は専業主婦をしてるので洋服に数万とか数十万はそうそう気軽に出せません。まだ自分に何が必要でどんな服がいいのかも分かっていないですしね……それにどうしても「そのお金で漫画が何冊……」と換算してしまう癖がついてて辛い。

だから、「決して高くないけど質とセンスの良いもの」を見抜く目を育てられたらいいなと思いました。そして最終的にしまむらに戻りたい。



参考になった本
でもこれまでお洒落とかそういうものを「自分とは関係のないもの」と思って生きてきたので、何から手をつけていいか分からず、とりあえず何冊か本を読みました(オタクの入り方!!)。

が、中にはひたすらハイブランドの名前を羅列して「とにかく高いもの買うのが正解」と言うばかりの本や、「こういう着こなしは許せない、ダサい人を見ると虫唾が走る」などダセー奴dis中心の本などもあり、何度か投げ出しそうになりました。

そんなとき、救ってくれたのがこちらの本でした。



「理論派スタイリスト」って言葉に惹かれて読んだのですが、とてもいい内容でした。何がいいって、まず冒頭にこんな言葉が。

そして、おしゃれは楽しいものでなくてはならず、「これを着なくては……」「このブランドのバッグを持っていないと」といった、ある種の強迫観念とは、無縁でないといけない─と改めて思いました。(p.3)

これなんですよ! 井之頭五郎も言っていましたよね、「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……」と。同じことだと思うんです(違う?)。
私が今更洋服を好きになりたいと思ったのも、ツイッターやリアルでファッションを生きる糧としている人達の前向きなパワーを羨ましいと思ったからでした。良いものを手に入れることで、明日出かけるのが楽しみになる、好きな洋服を着ることで、顔を上げて街を歩ける、そういうのがいいな〜と思ったんです。

なのでこういうこと言ってくれるプロの存在がすごく嬉しかったです。
著者の買い物のルールも、納得できる&真似したいものばかりで、非常に参考になりました。
例えば買い物の順番。私は大体、著者が言うところの「買い散らかす」ことばかりなのですが、著者は
・最初はバッグ
・次にバッグに合うアウター
・アウターを支える靴
・土台となるボトム
・全てを繋ぐインナー
・方向性を決定的にする小物
という順番で買うことを推奨しています。これは目から鱗でした。
確かにバッグやアウター、靴ってよく「お金をかけるべき」と言われるし、自分の理想を反映しやすいアイテムですよね。そこを妥協せず欲しいもの・合うものを見つけ出して、そこから構築していくっていうのは理にかなってるなと思いました。

また著者の洋服への真摯な向き合い方や、ハイブランドへの敬意は胸を打つものがありました。読者の想像力を膨らませるために具体的なブランド名やアイテムの写真などを極力排除している本なのですが、著者が「一生もの」として大事にしているいくつかのものが紹介されていて、それを読んでいると率直に「私もこんな風に大切に思えるものと出会いたい」という気持ちになってきます。

〜この本で学んだこと〜
・買い物の際、値札を最初にチェックするのはやめて、まずは品物を見て価格を予想する。そして実際の値段と照らし合わせ、価格に値するかどうかを考える。
・またそのアイテムが何年着られるか予測を立て、その額を出すのに相応しいか考える。
(著者は高額な物でもいつかは必ず時代遅れになると書いています)


雑誌

それから雑誌なんですが、どれを読んだらいいのかまだ定まってません。単純にいくつかを並べて「(自分に合ってるかどうかは置いといて)どのファッションが好き?」と聞かれたら、多分VERYが好きです。あのVERYです。(似合うかどうかはマジで置いといて)

LEEと読み比べたりもしてたのですが、やっぱVERYの方が好みです。サイトにあった「明日のコーデ」がどちらもニットを使ったものだったので比べてみました。
(VERYは「ニットワンピ×ショート丈ダウンで女らしいメリハリコーデ」、LEEは「忙しい朝は一枚で着映える柄ニット頼り!」)
ファッション

このコーデは意外にVERYの方が安い。LEEのニット87000円は、思わず「は?」と声が出ました。
似たような服とかも載ってるんだけど、なんか全体的にVERYの方がいいな〜って思う率高いんですよね。何が違うって明確には言えないんだけど……。

でも今見たら偶然LEEのサイトで、先述の大草直子さんの記事が載ってて必見でした。
大草直子さんが1万円で厳選!この冬見逃せない【価値あるアイテム8品】



余談ですが、何年か前のVERYに『スーパーマーケットで浮かない服』特集があったんですよね。VERYの購読層はうっかりするとスーパーで注目を集めてしまうほどのオシャレパワーを持ってるんですよ。怪しまれず主婦界で暮らすために力を封印してるんですよ。
私なぞはスーパーで特売の卵を買うのにぴったりの服しか持ってないのでもうちょっとお洒落になりたいと思っているのですが、VERY読者の方々は逆方向に努力してるんだと衝撃でした。「スーパーの特売に行ってみたいけれど何を着て行ったら……表参道でランチするときの服しかない……これじゃ浮いてしまうわ……」とか悩むのだろうか……。なので本当、私が読むべき雑誌ではない気はするんですが。ただそれが面白くてしばらくVERY読んでみたら、意外にGUとかも出てくるので普通に参考になったんですけどね。


でも改めてVERYサイト見てたら、「児童館で過ごす日コーデ」が8万のコートと3万弱のスカートだったのでやっぱり解散です。ちなみに「表参道でShoppingコーデ」は21万のジャケットだそうです。漫画が300冊


まあ多分「雑誌を参考に、手の届く値段で似たようなアイテムを探し、それっぽい雰囲気を構築する」のが正解なのかなと思うので、試行錯誤していきたいです。
正直、ちゃんとお金を出して良いものを買うのと、身の丈に合ったプチプラと、どうバランスを取っていけばいいのか全然分からないので、しばらくは失敗する予感がします。何かを学ぶときは授業料が必要ですしね……。


早く人間になりたい
 
前より少しだけおしゃれを意識して生きていたら、先日児童館のママ友にすごく嬉しい言葉をかけてもらいました。そんなこと言われたの人生で初めて、という褒め言葉だったので、例によってデュヒデュヒ! ブブブブ!と完全に挙動不審になってしまって恥ずかしかったです。UMAか。洋服の前に、人間らしい立ち振る舞いを練習したい……。