今春から通っていた親子教室がひとまず終わりました。

親子教室に通うことになった顛末


私が参加した親子教室とは、ざっくり言うと「健診で引っ掛かったり、育児に悩みを抱えてる親子だけが参加できる教室で、心理士さんやベテラン保健師さんなどに子供の様子を観察してもらいつつ、親子で楽しく遊ぶところ」です。
うちは1歳半健診で発語がなく、その後面談したST(言語聴覚士)さんの勧めで参加してました。

<教室の内容>
最初にSTさんに言われた通り、特に専門的なものではなく、内容としては児童館や支援センターの幼児クラスとあまり変わらなかったです。

参加して気付いたのですが、この教室の目的は「子供の個性を発見すること」でした。私はてっきり「療育が必要か(=障害の可能性が高いかどうか)」を見極める場だと思っていたのですが、そうではなかった。

というのは、この教室では色んな遊びをやってみるんです。
輪になって手遊びだったり、絵本や紙芝居を読んでみたり、歌を歌ってみたり、粘土やってみたり、風船をいっぱい出してみたり、走り回ってみたり、あるいは自由に遊ばせたり……。
それはどこの幼児クラスでもそうかもしれないのですが、ここでは明確に「自分の子供が何が好きで何が嫌いかをしっかり知る」という目的がありました。

好き嫌いを知ることで、「今の生活が子供にとって負担になっていないか?(子供にとって耐え難いことが生活に潜んでないか?)」ということ、あるいは「その好き嫌いはこの先、幼稚園や学校に行き、さらには大人になって生きていく中で、生き辛さに繋がるのだろうか?」などが分かってくるんですよね。そして今後の展望が開けるという……。

何と言うか、例えば……好き嫌いは誰にでもあるものだけど、「白米が食べられない(食べたくない)子」と「ビーフンが食べられない子」なら、日本では前者の方が日常での苦労が多いと思います。これから幼稚園や学校で給食を食べることを考えると、白米との付き合い方を学ぶために(「食べられるようになるために」ではなく)、療育に行った方がいいかもしれない、みたいな。あくまで例えです。

そういう風に、「今の生活で親が難儀していること(例えば偏食とか癇癪とか)は、子供の個性・特性に起因しているのではないか? また、これから先の生活に支障が出るような好き嫌いがあるのではないか?」というのを見つけるわけです。
これが親子教室の目的なのかー!と分かり、なんかすごい目から鱗。そして発達障害なのかどうかばかりを気にしてた自分をちょっと反省しました。そういう問題じゃないんだなーと。



あと嬉しかったのは、とにかく「親子をそのまま肯定する」場であったこと。

少人数の参加者に対し、何人もの保健師さんや児童の専門家がついてくれたのですが、子供のことや親の育て方を決して否定しないんですよね。
例えば手遊びの時間に走り回ったり、紙芝居の時間に叫んで回る子がいても、「座って」とか「静かにしましょう」とか言わないんです。むしろ「元気だねー! 走るの楽しいね、足がとっても速いんだね!」と声をかけたり、「すごく大きな声が出るね! ◯◯くんは、静かにするより、大きな声を出す方が好きなんだね」と言ってくれたり。
そんな感じなので、親も「すみませんすみません」と謝り倒す必要がなく、皆さんリラックスして参加できていたと思います。私も。
(親子教室じゃなくても、本来子供はこうして肯定して育てたいですよね)

親の育て方についても、例えば「子供が走り回ると、慌てて追いかけて捕まえてるんです」と言うお母さんがいると、「お子さんの安全のために頑張ってこられたんですね。大変でしたね。お母さんのやり方は間違ってないですよ。あとは、こうするのもいいと思いますよ」と言ってくれたり、「どうしたらいいか分からないんです」という人には「そうですよね。分からなくて当然ですよ」とフォローしてくれたり。

そういう、「とにかく肯定してくれる人」って、地味に貴重だと思いました。特に親子教室は「食べない、寝ない、静かにしない」みたいな子が多かったので、そういう子を育ててる親は「あなたは間違ってないですよ、悪くないですよ、頑張ってきたんですね」って言葉をとても必要としてるんじゃないかと。


<今後のこと>
保健師さん達は今後については親に任せるというスタンスで、はっきりしたことは言ってくれなかったんですが、やんわりと「療育は必要ないんじゃないか」とは言われました。が、私の中に心配な気持ちが残っているので、悩んだ末、発達センターに一度相談してみることにしました。
集団での体操などを怖がることと、なんとなく集団にいると不安が強そうなことが心配なんですよね。「嫌い、やりたくない」ならまだいいんですけど、「怖い」が強そうなのが気掛かりで。

まだ幼稚園には2年近くあるし、考えすぎかもしれないのですが、もし集団に入るのが息子にとって負担なら、今後のためにも何か対策を取りたいです。幼稚園から大人になるまで、集団生活の連続だし……。
それに先日子育てサークルの活動でお会いした、知的障害のお子さんを持つ女性に「どんな内容であれ少しでも不安なことがあるなら、さっさと相談に行くべき。それで何もなかったら、な〜んだ考えすぎだった〜って笑えばいいだけの話なんだから」と言われたのが響きました。些細なことで相談に来られるとセンター側は大変だろうし、そのせいで早急な対応を必要としている親子が後回しになってしまうことがあってはいけないと思うのですが、電話してみたら「どうぞお気軽に〜」と言ってくれたので、マジで気軽に行ってこようと思います。