以前、二人目問題と銘打った記事で触れた出生動向調査の最新版が公開されました。
あの記事を書いてから密かに楽しみにしていたので、
出産育児に関する項目の中から気になった部分のみを簡単にまとめました。
私が気になった部分だけを雑にまとめただけで、
特に深い考察などもしていませんので、興味ある方は元の調査をぜひご覧ください。


第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)

出生動向調査……5年に1度行われる、結婚と出産に関する全国調査。
今回公開されたのは、2015年に行われた調査の結果です。


 
①家庭における子供の数の平均、前回に引き続き2人を下回る。
前回(2010年)の調査で初めて2人を下回った完結出生児数ですが、
最新版でももちろん上昇はせず、今回も1.94人。 
ちなみに第1回(1940年)の調査では4.27人だったので、
この80年弱で家庭の子供の数は半分以下になったということになります。
といっても、1962年には既に2.83%と、2人台になっているんですが。
1940年→1967年の間にガクッと減り、
1972〜2002年の間は増えたり減ったり変わらなかったりしてます。
そんで2005年からまた勢いよく減っているという感じ。


②ついに一人っ子家庭が3人兄弟を上回る
依然として子供は2人という家庭が過半数を超えています(54.1%)。
この数字はずっと安定していて、変わっているのは3人以上と一人っ子。
2002年には30.2%だった3人兄弟の家庭が、2015年では17.8%まで落ちてます。
逆に2002年に8.9%だった一人っ子が、最新版では18.6%に。
そうなんです、ついに今年、一人っ子家庭が3人兄弟の家庭を上回りました。
前回の調査では一人っ子11.7%、3人19.4%とまだ少し差があったのですが、
この5年間で一人っ子がグイグイ伸びてきたようです。

私自身は3人兄弟だし、3人が珍しくない時代に育ったんですが、
息子が大きくなる頃には「3人兄弟!? すげー!」と言われる日が来そうですね…。
まだまだ今の育児世代には、子供は3人欲しいと思っている人も結構いるだろうに、
いよいよそれが難しい時代になってきたのかなあと思うと寂しいものがあります。


③0〜2歳育児中のうち、働いてる主婦と専業主婦は大体同じくらい(雑)
今後子供を産む予定があるか、今いる子供は何歳か、という状況別に
就業率が挙げられているんですが、
「今後はもう子供は産まない、今いる子供は0〜2歳」というグループでは、
働いてる主婦は47.6%、無職・学生が51.7%。
学生を無職グループに入れてるので純粋な専業主婦率は分からないんですが、
ものすごく雑に言うと兼業と専業が半々くらいなのかな。
(働いてる人達も雇用形態によって細かく分かれるので、
置かれてる状況は様々かと思いますが)

ちなみに前回の調査では、同じ状況のグループで働いてた女性は34.8%だったので、
この5年間で「0〜2歳を育てながら働いてる女性」がグンと増えたようです。
この数は1977年からずっと大して変わってこなかったので、この増え方は印象的です。

そんで子供が3歳以上になると、無職・学生は37.1%と一気にマイノリティになりました。
私も幼稚園入れたら働けるかな〜〜。雇ってもらえればだけど…。


④寿退職(死語?)、減少
結婚退職する人の割合が、前回の25%から17.1%まで減少。
結婚しても仕事続ける人が72.7%。
女性の就業環境が改善してるのかな〜と思う反面、
「結婚前から無職」という人がジワジワ増えていて、
今回は1985年頃の2倍以上の6.7%になってます。


⑤出産退職は依然として多し。
妊娠前から働いてる人のうち、妊娠しても仕事を続けるのは53.1%。
出産を機に退職する人が46.9%。
出産退職の数は昔から増えたり減ったりしてるようで、
今回の調査では過去最小とはなったものの、
庶民の実感として「今時は出産で辞める人も減ったね」という状況には
まだまだなってないんですね。
ただ仕事を続ける人のうち、育休を取ってる人の数は増えてるようです。


⑥子供を産み終えた専業主婦の86%が働きたがっている。経済的理由で。
今すぐ働きたいのか、今後働きたいのかなど様々なんですが、
いずれにせよ多くの専業主婦に就業希望があるみたいです。
特に0〜2歳を育てている専業主婦の実に91.4%が働く意欲を見せているそう
(大半は今後働きたいという希望で、今すぐ就業したいのは12.4%)。

ちなみに希望する雇用形態は87.5%がパート・派遣で、
働きたい理由の52.1%が経済的理由のようです。
働く女性は輝いてるとか言われる昨今ですが、
「居場所や人間関係を広げたい」という理由はわずか1.5%でした。
輝かせるなら金をくれ!という感じですね。すごく分かります。


⑦保育園利用率(3歳未満)は上昇を続ける。夫の育休は伸びず。
2010〜2012年に産まれた子供の37.7%が、3歳未満で保育園に入っているそうです。
1990〜94年産まれの子は19.1%だったので、グングン伸びてます。
で、この世代(2010〜12年)の子供の親のうち、育休を取った母親が30%いる一方、
父親の育休は0.4%。0.4%です。0.4%。



長くなったので、一旦ここで終わります(まだ続きがあるんです…)。