ファミリー向け作品には珍しく、ドラえもんには一人っ子キャラが目立つ。
兄弟の存在が明らかになってるのはジャイアンとスネ夫※だけで、
のび太、しずかちゃん、出来杉くんの少なくとも3人が一人っ子。
これは描かれた時代を考えると結構珍しいような気がして、
調べたら藤子・F・不二雄先生ご自身が一人っ子だという。
もちろんそれが作品にどのくらい影響したのかは定かではないし
(かのF先生に限って、まさか兄弟のいる生活を想像できないなんてことは有り得ないだろう)、
主役のドラえもんやのび太の父母には兄弟がいることを考えると
別に注目すべきことではないかもしれないけども。

※スネ夫にはスネツグという弟がいるが、子供のいない親戚の養子になっている。



最近、周囲からちらほらと「二人目」という言葉を聞くようになった。

息子は早1歳3ヶ月。同じ頃に出産した方で既に二人目妊娠中という方や
そろそろと思ってる方も少なからずいるだろうし、
もしかしたら出産した方もいるのかもしれない。

元々子供を持つかどうか分からないまま(考えを決めないまま)結婚して、
このまま二人でもいいか〜と思っていた頃に妊娠した私だけど、
生まれた息子のあまりの可愛さに、こんなに我が子が可愛いのなら
もう一人いたらどんなに幸せだろう、と思うようになった。

ただ、もちろん苦労も2倍になるし、
育児へのストレスなんかは2.8倍くらいになるんじゃないだろうか(適当)。
今は呑気に専業主婦やってる私もさすがに働かなきゃいけなくなるし、
そうなると仕事探しながら保育園確保に走り回らなきゃいけないとか、
私なんかが働きながら親として子供二人のケアをしっかり果たせるだろうかとか、
考えるべき問題が一気に山積みになる。

狭い頭の中でただモヤモヤするのも具合が悪いんで、
エクセルを起動してライフプランやらキャッシュフローやらを作ってみる。
そうするとやっぱり厳しく思えてくる。でも何とかいけそうな気もしてくる。
要は「そんなに余裕ないけど、子供のために夫婦で身を砕いてでも働くぞー!」という
覚悟が出来るかどうか、この一点にかかってくるんだということが分かってくる。
しかも夫は既にフルタイムで働いてくれているのだから(家事も相当やってくれる)、
もう後は私次第だということがクリスタル・クリアになる。

それで夫婦で話し合いもしてみたら、
夫は「もう一人いたらそれは可愛いしとても幸せだろうし、
息子だけでも自分は十分幸せ。最終的な判断は任せる」というスタンスだった
(と言うと何て他人事な…と思われてしまうかもしれないけど、
それまでの話し合いの経過も鑑み、私にとって十分納得できる答えだった)。

で、じゃあ前向きにいく…?となったところで、
私が今投薬中で(病気じゃなく怪我みたいなもので)年内は妊娠避けてねって
医師に言われてることを思い出した。いや、忘れてた訳ではないけど。
どっちにしろまだ先の話なんだ、と思ったらちょっと安心した。
がっかりじゃなくて安心したってことは、
やっぱり内心では不安が拭えてないってことなのか。
話し合ったそばからこれじゃ、あとしばらくは同じことでグルグル悩みそうだ。




理想出産
理想出産2
理想出産3



ちなみに、周りはどうしてるんだろう?ということが気になるので、
国立社会保障・人口問題研究所が実施している出生動向基本調査を見てみた。
これは5年ごとの調査で、最近では2015年に行われてると思うんですが
サイトでは2010年の結果までしか見られず。いつアップされるのかな?
6年も前の結果ではありますが、参考までに。

①完結出生児数(夫婦の最終的な出生子供数の平均)は1.96。
つまり2人を割っている。
ただし半数以上の夫婦は2人の子供を産んでいて、
子供を産まなかった夫婦と、子供1人の夫婦が増えた結果らしい。



体感的にもやっぱり子供2人っていうのが圧倒的にマジョリティな感じする。
1977年から大して減ってないので、「子供2人が主流」っていうのは
今後もしばらくは変わらないのかなと思います。
それにしても2010年において、一人っ子よりも3人の方が多いのはビックリ。
3人は2000年代に入って異常なスピードで減っているようなので、
あと数年で入れ替わりそうな感じもするけど。
2015年の結果見たいなあ。もう入れ替わってるかも。


②結婚したときの年齢によっても違って、
妻が若い夫婦は平均2人以上産むけど、25歳以上だと平均2人を割るらしい。

③夫婦の平均理想子供数は2.42人。でも実際持つ子供(予定も含む)は2.07人。
理想よりも実際に産む子供の数が少ない理由として最も多いのは、
「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」で(マジでそれだよそれ〜!!)、
その数60.4%だそう。特に30代でその答えを選んだ人が多かったらしい。
これだけ多くの夫婦が経済的理由で子供を断念しているという明確な調査結果があるのに、
どうして未だに教育費は高いままなのか…。

ただし、「お金がかかりすぎる」を選んだのは
多くが「3人欲しいけど2人で諦める」家庭であって、
「2人欲しいけど1人で…」という家庭は、
「高齢で産みたくない」とか「欲しいけどできない」という理由も
経済的理由に次いで多かったそう。
ちなみに「欲しいけど結局いない」という家庭で経済的理由を選んだのは18.1%と少数で、
大半が「できないから」。あと「高齢で産みたくない」も。



あと、ちょっと面白い…というか不思議に思ったのは、
「これ以上、育児の心理的・肉体的不安に耐えられないから」と答えたのは
40代よりも30代が多かった。40代、さすが不惑…なのか(?)。
単に「もうそんなこと言ってる年齢じゃねえ!」ってことか。







④最後に、「妻が伝統的な考え方を持つ夫婦では理想・予定・出生子供数が多い」という結果が。
伝統的な考えというのは、例えば「結婚したら子供を持つべき」とか、
「母親は家にいるべき」とか、「生涯独身はダメ」とか、「男らしさ女らしさは必要」とか、
なんか書いてて怖くなってきたんですけど(炎上的な意味で)、そんなやつ。

で、「母親は家にいるべきか?」にYesと答えた人の産む予定数は2.12と高い。
逆にNoと答えた人の予定数は1.84と低め。
あと「性格の不一致くらいで離婚するべきじゃない」(すげーな)と答えた人の予定数は2.17で、
離婚してもいいと答えた人は1.96、とか。
とにかく「伝統的価値観」に賛成の人は気持ち多めに子供を産むし、
そうじゃない人はちょっと少なめという結果らしい。
まあこれは考えれば当然というか別に意外な結果ではないんですが。
待機児童問題やらシングルマザーへの偏見やら、
「女性も外で働く」「離婚も辞さない」などの生き方を支持している人が
子供を産み辛い社会であることは間違いないだろうし。


ちょっと面白いんで過去のデータを見てみたら、
1997年の時点で「伝統的結婚観が弱まり、結婚観の多様化が進行している」なんて
書かれていた。実際にデータを見ると多様な結婚観を支持する人がじわじわ増えている。

ex.)
「結婚したら子供は持つべき」に「まったく賛成」と答えた人が、
1992年は46.9%、2010年は17.9%。
さらに「夫は働き、妻は家庭を守るべき」に「まったく反対」と答えた人は、
1992年は17.1%、2010年は40.9%。



これは回答者が妻なので、ぜひ夫版も見てみたいなあ。
(妻に質問してるのは、一般的に子供を産むかどうかは妻に決定権があるからなのかな)

しかしこれ、今時はこんな設問を「伝統的考え」なんて位置づけて訊く時点で大炎上しそう。


上記のグラフ・データは、
第14回出生動向基本調査」及び「第11回出生動向基本調査」から引用しました。