2016年09月

以前、二人目問題と銘打った記事で触れた出生動向調査の最新版が公開されました。
あの記事を書いてから密かに楽しみにしていたので、
出産育児に関する項目の中から気になった部分のみを簡単にまとめました。
私が気になった部分だけを雑にまとめただけで、
特に深い考察などもしていませんので、興味ある方は元の調査をぜひご覧ください。


第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)

出生動向調査……5年に1度行われる、結婚と出産に関する全国調査。
今回公開されたのは、2015年に行われた調査の結果です。


 
①家庭における子供の数の平均、前回に引き続き2人を下回る。
前回(2010年)の調査で初めて2人を下回った完結出生児数ですが、
最新版でももちろん上昇はせず、今回も1.94人。 
ちなみに第1回(1940年)の調査では4.27人だったので、
この80年弱で家庭の子供の数は半分以下になったということになります。
といっても、1962年には既に2.83%と、2人台になっているんですが。
1940年→1967年の間にガクッと減り、
1972〜2002年の間は増えたり減ったり変わらなかったりしてます。
そんで2005年からまた勢いよく減っているという感じ。


②ついに一人っ子家庭が3人兄弟を上回る
依然として子供は2人という家庭が過半数を超えています(54.1%)。
この数字はずっと安定していて、変わっているのは3人以上と一人っ子。
2002年には30.2%だった3人兄弟の家庭が、2015年では17.8%まで落ちてます。
逆に2002年に8.9%だった一人っ子が、最新版では18.6%に。
そうなんです、ついに今年、一人っ子家庭が3人兄弟の家庭を上回りました。
前回の調査では一人っ子11.7%、3人19.4%とまだ少し差があったのですが、
この5年間で一人っ子がグイグイ伸びてきたようです。

私自身は3人兄弟だし、3人が珍しくない時代に育ったんですが、
息子が大きくなる頃には「3人兄弟!? すげー!」と言われる日が来そうですね…。
まだまだ今の育児世代には、子供は3人欲しいと思っている人も結構いるだろうに、
いよいよそれが難しい時代になってきたのかなあと思うと寂しいものがあります。


③0〜2歳育児中のうち、働いてる主婦と専業主婦は大体同じくらい(雑)
今後子供を産む予定があるか、今いる子供は何歳か、という状況別に
就業率が挙げられているんですが、
「今後はもう子供は産まない、今いる子供は0〜2歳」というグループでは、
働いてる主婦は47.6%、無職・学生が51.7%。
学生を無職グループに入れてるので純粋な専業主婦率は分からないんですが、
ものすごく雑に言うと兼業と専業が半々くらいなのかな。
(働いてる人達も雇用形態によって細かく分かれるので、
置かれてる状況は様々かと思いますが)

ちなみに前回の調査では、同じ状況のグループで働いてた女性は34.8%だったので、
この5年間で「0〜2歳を育てながら働いてる女性」がグンと増えたようです。
この数は1977年からずっと大して変わってこなかったので、この増え方は印象的です。

そんで子供が3歳以上になると、無職・学生は37.1%と一気にマイノリティになりました。
私も幼稚園入れたら働けるかな〜〜。雇ってもらえればだけど…。


④寿退職(死語?)、減少
結婚退職する人の割合が、前回の25%から17.1%まで減少。
結婚しても仕事続ける人が72.7%。
女性の就業環境が改善してるのかな〜と思う反面、
「結婚前から無職」という人がジワジワ増えていて、
今回は1985年頃の2倍以上の6.7%になってます。


⑤出産退職は依然として多し。
妊娠前から働いてる人のうち、妊娠しても仕事を続けるのは53.1%。
出産を機に退職する人が46.9%。
出産退職の数は昔から増えたり減ったりしてるようで、
今回の調査では過去最小とはなったものの、
庶民の実感として「今時は出産で辞める人も減ったね」という状況には
まだまだなってないんですね。
ただ仕事を続ける人のうち、育休を取ってる人の数は増えてるようです。


⑥子供を産み終えた専業主婦の86%が働きたがっている。経済的理由で。
今すぐ働きたいのか、今後働きたいのかなど様々なんですが、
いずれにせよ多くの専業主婦に就業希望があるみたいです。
特に0〜2歳を育てている専業主婦の実に91.4%が働く意欲を見せているそう
(大半は今後働きたいという希望で、今すぐ就業したいのは12.4%)。

ちなみに希望する雇用形態は87.5%がパート・派遣で、
働きたい理由の52.1%が経済的理由のようです。
働く女性は輝いてるとか言われる昨今ですが、
「居場所や人間関係を広げたい」という理由はわずか1.5%でした。
輝かせるなら金をくれ!という感じですね。すごく分かります。


⑦保育園利用率(3歳未満)は上昇を続ける。夫の育休は伸びず。
2010〜2012年に産まれた子供の37.7%が、3歳未満で保育園に入っているそうです。
1990〜94年産まれの子は19.1%だったので、グングン伸びてます。
で、この世代(2010〜12年)の子供の親のうち、育休を取った母親が30%いる一方、
父親の育休は0.4%。0.4%です。0.4%。



長くなったので、一旦ここで終わります(まだ続きがあるんです…)。



 

Netflixでブラジル映画『命のはじまり』を見たので、その覚え書き。
これはタイトルの通り人間のはじまりである赤ちゃん〜子供についての作品で、
親子の在り方とか社会における育児環境を親や専門家が語るという
ユニセフなどが協賛するドキュメントです。
ドキュメントなのでストーリーなどはありません。

インタビューを受けているのは世界中の人々。
欧米の比較的裕福っぽい家庭からアフリカの貧困街まで、
様々な環境での親子の姿を撮ってます。


既製のおもちゃは与えず理想の育児を実践する欧米の母親や、
12人も子供を産み、なお「もっと良い母親になりたい、
子供の意見に耳を傾けられる母親に」と語るアフリカの母親など、
人種や文化、環境が違っても、子供に対する思いや育児に際する葛藤は
正に世界共通だということが分かります。

仕事を退職して専業主夫になった男性や
"育児に責任を持っている"男性の話も聞けるので、男性にもお薦めです。
「妻は自分のやり方が正しく夫の育児を間違いだと思いがちだが、
育児には色々な方法があることを理解しなければならない」という指摘は耳が痛かった…。


↓たくさんの可愛い乳幼児が見られる予告編(英語)です。
水中出産のシーンはひええ…となりました。



以下、「へ〜」と思った点を箇条書きで。
一般の親の個人的な意見と、専門家による意見が混在している上、
それぞれのソースにはあたっていないので真偽は不明です(すみません)。

・北米では9割の母親が母乳で育てたいと希望しているが、
実際に母乳育児が出来ているのは2割弱〜3割弱。
・父親が育児参加することで母乳率が上がる。
(注:これは「母乳で育てるべき」ということではなく、
母乳を希望しているのに環境のせいで叶わない母親が多くいるのは
いかがなものか、希望通りの育て方が出来てしかるべきじゃないのか、という話だと思います。
ただこの数値がどういう調査によるものなのかは不明)
 
・親子にはコミュニティが必要。
アフリカには「子供を一人育てるのに村が一つ必要」という言葉がある。
(劇中には複数の家族で密接なコミュニティを作り、
助け合って育児をしているという人達も出てきました)

・子供は親の子であると同時に、誰かの孫であり、甥であり、隣人である。
ネグレクトも母親だけの問題ではない。

・幼児に1ドル投資すると、それが7ドルになって返ってくるという研究がある。
子供への投資は、将来の犯罪率を減らし、刑務所の運営などの費用を軽減できる。

・養子については事実をどう捉えるかによって変わってくる。
「親に捨てられた子」と言うこともできるが、
「生みの親によって、十分な環境で育児できる家族に託された子」とも言える。
つまり親から手放されたという事実を、
「拒絶されたから」ではなく「愛されていたから」と考えることも出来る。

 ・貧しさは子供の人権を奪う(衣食住や教育・医療サービスなど)。
 ・危険な環境で育つ子供は、ポジティブな会話がなくストレスレベルが高い。
 一日を乗り切るのにやっとで、鬱病や薬物乱用にも陥りやすい。
親に愛されてないからというのではなく、日常に押し潰されている。

 ・親は子供に必要なものを与えなければならない。
そして問題なのは、政府はそれが出来ない親を処罰はしても助けはしないということ。
今支援をしないと、将来の社会問題になる。 
経済的に困っていない親も、貧しい親を助けなければ、
将来我が子が大人になったときに社会が良くない状態になる可能性がある
(だから他人事ではない)。


他にも同性カップルや、養護施設で育ち現在は支援施設で働く人など、
様々な形で育児に関わる人達が出てきます。

特段目新しい内容とか革新的な話があるわけじゃないので
必見です!とまでは言いませんが、もし機会があれば是非。
子供達みんな可愛かったです。
ただタイトルで検索してもNetflix関連しかヒットしないようなので、
他で見る機会はあまりないかもしれません。


蛇足ですが、全体的に専業で育児に専念している女性が多く、
もしかしたらそこにモヤッとするものを感じる方もいるかもしれません。
育休についての話もあったし、働く母親を否定する意見がある訳じゃないので
(それに近く思える話は少しあったけど)、
働いてる人にとっても共感できる内容ではあると思うのですが。

こんな放置してるブログに書いたところでお知らせも何もないんですが、
赤すぐ みんなの体験記 さんで記事を書かせて頂くことになりました。

月に2本程度のスローペースなのですが、
妊娠・出産・育児に関して思ったことなどをモソモソ書いていくつもりです。 

二度寝との戦い、起き抜けの記録、期待を裏切る測定結果…。難易度が高すぎる基礎体温測定 byユーラシア



よろしければお手隙のときにでも…!
他にもTwitterでよく見かけるあんな方やこんな方の漫画やイラストがあったり、
誰でも投稿できるので膨大な量の体験談があったりして、
読み始めたら1時間や2時間すぐに経ってしまう
とんでもないタイムワープサイトなので是非。
みんな同じようなことで悩んでいるんだなという一体感(?)を覚えるし、
一方で、似た悩みでも人によって感じ方が様々なんだなと他人への理解が進みます。
こんなサイト様で私なぞが連載させて頂いていいのだろうか(いやよくない)とは
思うのですが、せっかく頂いたお話なので精一杯やらせて頂く所存です。
何卒よろしくお願い致します。



関係ないのですが、記事を書くにあたって
「スマホで閲覧してる方が多いので、
見やすいようにして下さいね〜」との指示を頂戴しました。
それで初めて気付いたのですが、育児世代の方って多分パソコンより
スマホの方が利用率高いですよね。私も最近はもっぱらスマホがメインになってるし。
なのでこのブログにアクセスして下さる方もスマホユーザーが多いのかなと思うのですが、
私はいつもこのパソコンから記事を書いているので、
もしスマホから読み辛かったら申し訳ありません。

スマホでブログを書いている方も多いようなのですが、
私はせっかちなので スマホでの文字入力だと時間がかかって途中であああああああ!!!
となってしまいます。単に入力が遅いだけかも?
昭和生まれなので仕方ありません。そこは触れないで下さい。


今後もパソコンからの更新になりますので、もし読み辛いとお感じの方は、
……それでも読んで下さいとは言えない…特に有益な情報とかないので…。
それをご承知で最後までお付き合い下さる方、本当に恐縮です。すみません。
いっそ何か差し上げたいです。お歳暮とか…ハムとか。
このブログは再び眠りに就くかもしれませんが(放置をかっこよく言ってみる)、
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます…。

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